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2008/07/03(木)

スレイヤーズとモブの人生。

秋月が始めて月刊誌なるものを買ったのは
富士見書房さんのドラゴンマガジンでした。

今ってヒット作が何らかのメディアで出ると、
一気にブワーーーッって展開しますよね?

小説、ゲーム(PC・プレステ2・DSかPSP)、
アニメ、映画、実写化、ドラマCD、ラジオ、
更には複数の書き手による外伝小説・漫画、
wikiに載り、はてなに載り、二次創作出来る動画サイト、
公式ではアンソロジーコミック、非公式で同人(工口・非工口)、
そしてブログでそれらの感想、イラスト、考察、
SSからイラストまで各種ファンサイト、
音楽なら公式アニメ終わっても二期を匂わせてキャラソンが出続け
勿論上記メディアの公式OP.EDソングが売りに出されてと、
たぶん挙げればまだまだキリが無いほど
凄い勢いの飽きることの無い、
いやユーザが飽きるまでに売れるだけ売ってやれ!という
(秋月は飽きやすいので楽しめる時に一気に楽しめるから大歓迎)
商魂逞しい販売戦略、メディアミックスの先駆けは富士見書房さん(というか角川系)
だと思っています。あってるかどうかは知りませんけど。


当時、そんな富士見書房さんのドラゴンマガジンを
お小遣いの半分を使って秋月は買っていました。
思えばスレイヤーズとはその頃からの付き合いです。


えっと長いので続きは折り返しに書いています。


実は原作小説は、クールというか『重い』描写も多く、
キャラクターが結構真剣に考えてピンチを切り抜けているな、
と思ってそれなりに好きでした。
『ライトノベル』というジャンルは、
秋月の中では『テンプレに沿ったキャラ萌え』要素が強い、
という印象があるのですが(違ってたら教えて下さい。)
スレイヤーズは時代がまだ、『ライトノベル』全盛ではなかったのもあり、
テレビから入った人には意外かもしれませんが、ドンデン返し等の
純粋にストーリー上の趣向を凝らしていたと思います。

そしてテレビについてなのですが、これは小説、そしてテレビという
一番オーソドックスな初期型のメディアミックス展開で
『ロードス島戦記』『ガンパレードマーチ』等、
原作小説や原作ゲームとテレビの内容が大きく異なるのは、
その性質上仕方ないというか正しいと思うので、
それぞれの特徴をそれぞれ楽しめれば良いと思っています。

じゃあスレイヤーズはどうなんだよ?(意味はないですが斎藤千和風に読んで下さい。)
って話になると思います。

結論から言うと秋月は楽しめたけれど、
どうしても看過出来ない部分がありました。アニメには。(倒置法)

それはスレイヤーズ世界の一般住人に対するリナの態度です。
態度というか、気にもかけていないんですよね。
よく虫を殺しても人は罪の意識は持たないだろう、なんて例えを
人類より上位の種族が言ったりする描写が漫画にはありますが
それともちょっと違っていて、アニメ・リナの場合なんていうか、
『火をともしたら結果として酸素が消費されるのは知っているけれど
 酸素に申し訳ないとは誰も思わないと言うかそもそも気にもかけない』
っていうレベルのノリで暴れている気がします。(個人的妄想)

当時秋月は妄想の中で、
・虫の居所の悪いリナが気晴らしで放ったドラグスレイブで
・両親、兄弟、友人、恩師、恋人、皆ゴ口シにされ
・やっとリナを見つけたが復讐は家族が望まないから
・せめて、たった一度だけ墓に手を合わせて欲しい、とリナに懇願し、
・まったく相手にされず、むしろ逆ギレされて
・半ゴ口シの目に合わされ、
・アメリアは初め味方になってくれるが最後はリナさんだから仕方ないといい、
・命が助かっただけめっけもんだとゼルガディスに説教され、
・生きてりゃこの先、良い事あるって!とガウリイに能天気に言い放たれ
・最後にゼロスに付け入られて魔族化したところを
・リナがヒロイン然とした憂いを秘めた眼で、
・「アンタより辛い想いをした人は他に幾らでもいるっ!」
 「正義なんてアタシの柄じゃないけど」
 「悲しみの呪縛と連鎖から解き放ってあげる」
 とか言ってフレアアローかベフィスブリングで
 一撃で倒される、というのを考えました。
(初めからヤラれる結末を考えたんじゃなくて、
 復讐しようとしたら良くてこんなオチになるかな、と。)


と、要するに大半が秋月の妄想なんですが
アニメ版のスレイヤーズはあまりにも見える所、見えない所で
一般人が死に過ぎて好きになれませんでした。

といいつつ、
スーファミ版のスレイヤーズはノリは同じなのに楽しめたんですけどね。不思議不思議。


そんな話をここ14年間くらい、ずっと心の中で温めていて
さりとてネガな事は書きたくないブログなので温存していたのですが
あにたむ亭のむにゅさんの記事を読んで、
思わず書いてしまいました。

つまりえっと、スレイヤーズ・アニメ第四期おめでとうございます!(日和ったか小僧!)
小説部門では赤川次郎さんが脱税(容疑だっけかな?)で所得減った時に
神坂一先生長者番付で一位になられていましたよね。
それすらもう10年以上前の話か。
いやー人間にとって時の流れは早いもんだ。



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コメントの閲覧 コメント

秋月さんも同じことを思っていたんですね。
すごく同感なのです。

ドラゴンマガジン・・・内容濃かったですよね、あの雑誌。
何回かしか買ったことはありませんが・・・。

スレイヤーズのメディアミックスは、
「悪人に人権はない」というあの台詞だけがキャッチコピーとして一人歩きして、
それにどんどん拍車がかかってしまった、っていうところと、
やっぱりアニメという映像媒体として、
しかも「痛快」な「活劇」っぽく描こうとしていたところがありますからね。

といっても、地方の人間なので、アニメはすごく遅い再放送を部分的にしか見てませんが。
原作では意外だった真犯人も
最初から悪役・敵役として出てきてわかりやすかったりしてましたね。

>原作小説は、クールというか『重い』描写も多く

個人的に一番好きなスレイヤーズは2巻だったりするのですが・・・
ああいう、切なさも伴う、夜の呪術的なお話は好きなのです。

友達が、以前スレイヤーズのTRPG
(公式なのか、大手同人の作なのか、自分達で作ったのかわかりませんが)
をやっていました。
それでは、「家」とか「洞窟の天井」とか「壁」とかにもHPがあって、
それらを壊さない程度に戦わなくてはいけない
(ドラグスレイプとか撃ちまくって壊してもいいけれど、
その道が通れなくなったり、落盤でまきぞえになったり、
場合によってはゲームオーバーになる)ので、
そういうのにも配慮しながら戦ってましたね。

当然、ファイアーボールなんかも室内ダメです。

原作でも活躍した、ライテイングとかラ・ティルト大活躍です。

一般人のいる場面での戦闘みたいなのは見てませんが、
そういう場面があったら、できるだけ被害を少なくして戦うでしょうし、
もし、ペナルティなどのシステムがなくても、
TRPGの場の空気として、
一般人がいる(またはいそうな)場所であんまり危ない魔法などを乱発すると、
まわりから白い目で見られる、みたいなこともあったかもと想像します。

自分の身を犠牲にしてモブを守るリナ、というのも想像しにくいですが、
巨大な力を持ってしまった者として、
ある程度は考えながら立ち回っていたと思うのですよ。

とりあえず、その力に溺れて我を忘れる人間じゃないですよね。

戦場にモラルを求めるのは難しいことだとわかっていますが、
極端な例を挙げれば、
敵の戦闘員と戦うために、まわりの雑草を枯葉剤で消し去ってしまうような、
そんな戦い方は、あまりほめられたものではないですよね。
雑草も生き物です。そして、そういう戦い方は、後に禍根を残します。

で。

>スレイヤーズ・アニメ第四期おめでとうございます!

ええええ!
秋月さんのこの記事で初めて知りました。そうなんだ!
おめでとうございます!

コメント受付日時:2008年07月06日 00:03 / 投稿者:ニコ

こんばんは、ニコさん。

>「悪人に人権はない」というあの台詞だけがキャッチコピーとして一人歩きして、
そうなんです。
アニメは判りやすさや痛快さが前面に出るのは判ります。
そしてアニメの痛快な部分は全然嫌いじゃないんですよ。
小説で読んだ魔法がド派手な映像に具現化されて凄く嬉しかったりもしました。
だから秋月はアニメ版スレイヤーズは全否定では全然ないんです。

ただアニメのリナが『結果として一般市民を巻き込む』のと
『初めから魔族のように人間の命を顧みない』のはだいぶ違うと思うんです。
戦闘力や成り立ち以外では、命を顧みるか顧みないかが人間と魔族の
大きな差のような気がするのですが、そこが魔族と同じだと
単純に力の強い物が殺しあうだけの話になるようで苦手でした。

>友達が、以前スレイヤーズのTRPG~
たぶんそれ公式版ですね。ドラマガで読んだ事がある気がします。
(といいつつ自信は全然ないですが。。。)
たとえゲームでもリアリティがあると楽しいです。
秋月はジャンルに関わらず、創作物は感情移入出来るかどうかが鍵なので
「屋内だからファイヤーボールは使えない、じゃあ最善手は?」みたいなのを
一生懸命考えるのが好きです。原作はそこは配慮されていたと思います。

>スレイヤーズ・アニメ第四期おめでとうございます!
らしいですね。
実は今、初めて公式ページに目を通しました。
全員が当時の声優さんというのは好感が持てます。

タレントの方がゲスト出演されているようで、
秋月はアニメはあんまり見ないんですが、それでもまたか・・・と思ったら、
『子供の頃スレイヤーズを見ていた時はセリフを全て書き出して台本を作って
 音を消してアテレコしていた』人らしく・・・凄いです。夢が適って良かったですね。
おめでとうございます!

コメント受付日時:2008年07月06日 00:54 / 投稿者:秋月らせん

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