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きっとこの記事が皆さんの目に触れる頃には
週刊少年サンデー本誌にて
大好評連載中の「聖結晶アルバトロス」の
純正ヒロイン、緑川理香嬢が活躍している事でしょう。
きっと。そのハズ。
生まれて始めてSSを書きました。
ブログをやっててこういうのも何ですが、
駄目です。ホント難しい。
でも恥ずかしさを超えてキャラを応援するのが愛、
な気がする。。。
ここから先は二次創作が苦手な方はご遠慮下さい。
えちぃ表現はありません。数字にしてゼロパーセント。
あとミサトママは出てきません。
それでも宜しい方のみどうぞ。
- 聖結晶アルバトロス・もう一つの戦い -
懐かしい、夢を見た。
それは懐かしいけれど一度も忘れた事の無い、あの日の夢。
あたし、緑川理香は憂鬱だった。
小学校に入って3回目の授業参観日。
憂鬱なのは運動と違って勉強が苦手だからではない。
あたしの参観日には父さんが来る。
違う。父さんしか来れないのだ。
母さんはずっと身体が弱かった。
あたしが物心ついた頃には伏せっていて、とうとう去年亡くなった。
母さんが亡くなった時は一杯泣いたけど、
最近はあまり悲しいとか考えたりする事はなかった。
父さんと分担する家事は忙しかったし(あたしは料理担当)、
友達と遊ぶ時間の取れないあたしとでも仲良くしてくれる子も居た。
その子をあたしはマッピーって呼んでいる。
彼女と居るとあまり悩まない、いつものあたしに戻れる。
ただ、今日は特に思い知らされる。
彼女にはお母さんが居る事を。
彼女だけではない。あたし以外には皆、お母さんが居るのだ。
そんな「当たり前」の事が突きつけられる参観日。
そんな日の放課後。
男子どもは凝りもせずにあたしの親友をいじめていた。
勉強が出来て気が弱いマッピーはよくいじめられていたのだ。
いつもならあたしが飛び出したらそれで終りだった。
だが今日は違っていた。
男子どもは皆、顔に薄笑いを浮かべている。
いつものように「リカの男女ー!」とはやし立てたりしない。
身体の大きい(でもあたしに体育で負ける)のが口を開ける。
「知ってんだぞ、リカ。お前母ちゃん居ないだろ?」
一瞬で頭に血が上る。でも背筋は冷たくなる。つまりパニクった。
「だ、だから何よ!?」
我ながら偉い。よく言い返した。
今度は背の低い男子が笑いながら言ってくる。
「”駆け落ち”だから葬式に親戚も来ないんだよなー」
「お前のとぼけた父ちゃん、何って言ってたっけ?」
「し、知らないわよっ!」
「”母さん”は遠い遠い国から逃げて来たんだよ、だってさ」
「どこだよ、そこ。おまえって宇宙人?」
「あー、宇宙人だから男女なのかー」
「やーい、リカの宇宙人ー!」
アホかこいつら。地球人は全員宇宙人だっての。
おまえら小学生か(小学生だけど)。
いつもなら殴り飛ばしてやるところだけど、
今日は手が震えて声も出なかった。
いじめられて泣いていたマッピーは今は顔面蒼白で座り込んでいる。
「あのさー」
あたしの後ろから声がした。
驚いて振り返るとそこには赤い髪の男の子が居た。
男の子、と言ったのはあたしより背が低かったからだ。
ちょっと待てよ。あたしは彼を知っている。
そうだ思い出した。
彼は確か、近所の道場の柴原だ。柴原ユウキ。
今まで話した事は無い。
だけど髪の毛の色が特徴的なので噂は聞いた事があった。
そして噂が本当なら彼は・・・。
「お前らみっとも無い事すんなよ。殴るぞ。」
言い終わる前に男子どもを殴り倒していた。
気の短いヤツだ。
「お、お前関係ないだろ!」
「知るか。もう一発殴られたいか?」
「お、覚えてろよ!?」
半泣きになって男子どもは逃げ出した。
「たく、だせぇ事するなぁ、あいつら。」
そう言って帰ろうとする彼を呼び止めた。
「柴原君!」
「あー、ユウキで良いよ。」
「ユウキ・・・君、ありがと。」
「良いよ、別に。」
あたしは気になっていた彼の噂を確認したくなった。
「あの・・・お父さん居ないって本当?」
しまった。直球過ぎたか。
言って後悔する。
しかし彼は怒りもせずに答えてくれた。
「あぁ。でも代わりに鬼ババアが居る。」
「鬼ババア?」
「そうだよ。参観日に道着で学校来るババアの事だよ。」
「何それ!?」
いつものあたしなら、母親の事を悪く言うヤツには
怒っていたかもしれない。
でも彼、ユウキはお父さんが居ない事を平然と受け止めていて。
何だかあたしだけが悩むのが馬鹿らしくなっていた。
これが、あたしとユウキの出会いだった。
草があたしの頬を撫でる。
「ん。」
頭に鈍い痛みを覚えてあたしは目を覚ました。
ゆっくりと回りを見渡す。
ここは・・・学校だ。
確かマッピーと天文台に向かって、
そこで突然後ろから頭を殴られたのだ。
(まさか、殺人犯が?あ、あたし殺されるっ!?)
あたしは慌てて起き上がる。
回りを見渡すと大勢の大人が倒れてる。
何より、林が焦げ臭い。
「!」
あたしは我が目を疑った。
ユウキが、ユウキが爆発で吹き飛ばされて空に打ち上げられてる!?
しばらくして林の方で爆発音がしたかと思うと、
今度は凄い勢いで林が燃え始めた。
耳を覆う両手を恐る恐る離してみると
怒鳴り声が聞えた。
間違いない、ユウキだ!
怖い。
何が起こっているのか判らない。
今すぐにでも逃げ出したい。
でも。
一つだけ判る事がある。
ユウキが何かの事件に巻き込まれているって事。
そう考えるとユウキの様子がおかしいのも納得がいった。
ユウキはあたしに何かを隠していた。
それはこの事だったんだ。
凄い爆発。炎。事件。
直感した。
逃げなきゃ、殺される。
じゃあユウキは?
事件に巻き込まれてそれを隠していたユウキ。
・・・聞かなくたって判る。
誰かを守って戦っているんだ。
一瞬、何故か朝倉さんの顔が浮かんだ。
チクリ、と胸の奥が痛む。
死ぬのは絶対に嫌だ。
でもここで逃げたらもう二度とユウキと会えない様な気がする。
確かめなきゃ。
何が起こっているのか、この目で。
あたしはいつもポケットに入れている指輪にそっと触れた。
お母さんの形見の指輪。
指輪にあしらった高価な金は、
お母さんの「いのち」そのものだといつかお父さんが言ってたっけ。
「お母さん、私を守ってね」
そう言って、あたしは林に向かって駆け出した。
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どうも秋月さん。
大変感動しました。情景が簡単に思い浮かんで、すぐに引き込まれました。
ユウキと理香の出会いは今までに描かれてないですし、その辺もやってほしいです。
>「お母さん、私を守ってね」
この言葉とラストの絵が絶妙すぎです!マジで泣けます。
次から漫画で理香が出たらこれを思い出して、大変だろうなぁ。
また機会があったらやってみてください!
楽しみにしてます。
コメント受付日時:2006年03月23日 22:27 / 投稿者:jiro
こんばんは、jiroさん。
な、泣いて良いですか?
。・゚・(つД`)・゚・。こんな記事にコメント付いたよ~。
むしろ、秋月が感動だよ~。
すいません、取り乱してしまいました。(いつも通りに。)
歳を取ると涙もろくなっていけません。
つい先日も電車の中でアルバトロス読んでいて涙ぐみましたからね。
・・・リカがどこにもいなくて。
落書きまでお褒め頂いて光栄です。
いつもならブログの見栄えの為に落書きは
詳細記事を開かなくても見えるようにしていますが、
今回はお礼も兼ねて最後まで読んで下さった方に
見えるようにしてみました。
本当にっ、コメントありがとうございました。
さっき寿司の会計が1万を超えて食費を全て失った
ショックから立ち直れました。(最近こんなんばっか。)
コメント受付日時:2006年03月24日 00:27 / 投稿者:秋月らせん
こんにちは!秋月さん。
読ませて頂きましたが・・・なんですか、これは!?
語彙が足らない私にはよく表現できまえせんが
とにかく素晴らしいです。
なにより秋月さんのリカに対する深い愛情を感じました。
読んだら私もリカに対する愛情が強くなった気がします。
秋月さんのそれと比べたら破片にも満たないほどであると
思いますが。
あと絵の唇を噛み締めて、上を見つめる姿も堪りません。
若木先生曰くの「むしろ隠すことで魅力が増す訳だ」
という理論に則ってのリカの出番無しだとは分かっていますが、
こんなのを読んだ後では、いい加減そろそろ我慢できなくなりそうです。次号が待ち遠しいやら、怖いやら・・・。
あと大分前の記事になりますが、HTMLの文法チェック
してくれるサイト、よく利用させていただいてます。
今更ですが有益な情報ありがとうございました。
では、非常に長くなりましたが、失礼いたします。
コメント受付日時:2006年03月25日 04:16 / 投稿者:ろっく
こんにちは、ろっくさん。
コメントありがとうございます。
確かに判ってはいるんですよ。
世界観の説明が終わったばかりのこの時期に
アルバトロス嬢以外のキャラクターにスポットを
当てれば読者は混乱します。そういう配慮なのでしょう。
それ故に真のヒロインの出番が遅れるのは
仕方がないのかもしれません。
だから当分はカラーも・・・。
ってアレー!?
ピジョンちゃんがカラーで出たのは確信犯ですか!?
リカは?ねぇ、リカは?若木先生ぇ~!!
ホームページの技術情報に関しては、
今いろいろと考えている事がありますので
いつか情報公開してお役に立てればと思います。
…その前に逝ってしまったPCを何とかしないと。
(実は今、モノバイルから投稿してます。OTL)
それでは、また!
コメント受付日時:2006年03月26日 14:20 / 投稿者:秋月らせん
こんにちは秋月さん。
だいぶ遅れてしました。
さてと、今週、リカぶんをこのSSで十分補給いたしました。
ありがとうございますっ
このSSはリカ萌え~な私のためにあるようなものですよ!
リカは一見すると、天真爛漫な元気な娘といった感じですが、
このSSではっとさせられました。
どんな人でも、心の奥に秘めてるものがあるんだろうなぁって。
そして、やっぱりリカが正ヒロインにふさわしいと改めて思いました。
リカ、本当に強い子・・・
さて、ツッコミどころかどうか分かりませんが、一応ひとつ。
リカが自分の事を"あたし"って呼んでるんですが、
確か本編では、"私"なんですよね。
リカは人前では自分の事を私って言うけど、
自分に対しては、頭の中ではあたしなんですね。
さすが秋月さん、リカの細やかな心情が表されてます。
・・・
PCが逝ってしまわれたようで・・・お気の毒です。
以前HDDが破損したPCですか?
やっぱり、モノバイルじゃないPCは弱いんですかね。
それではこの辺で~
コメント受付日時:2006年03月27日 16:52 / 投稿者:☆yasi
こんばんは、☆yasiさん
PCは機能の晩に復旧しました。
そろそろ本気で堅牢なシステムを構築する事にします。
SSは…もうツッコミどころ満載というか、
ツッコまれたら困るモノですがコメントありがとうございます。
秋月は史実を書いただけですが、解釈の仕方が☆yasiさんと
違ってたら大変だなぁ、とか思いながら書いてました。
・・・。
何か謎の使命感に駆り立てられて、
無理してコメントされてないかだけが心配ですよ?
それからリカは必要以上に自分の事をガサツだと
思い込んでいるので人前では言葉使いを気にしているのです。
・・・うん、きっとそう。
それでは、どうもありがとうございました。
コメント受付日時:2006年03月27日 20:39 / 投稿者:秋月らせん